カラーが染まっても抜けないわけ
2022/07/21
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2022/07/21
洗ってもある程度持続性のある染毛剤をパーマネントカラーといいます。
これに対しカラースプレーのようにシャンプーしたらとれてしまう染毛剤をテンポラリーカラーといいます。
パーマネントカラーの代表はいわゆるヘアダイと呼ばれているアイテムです。
このブログでは染毛技術全般をヘアカラーと表現し、1・2剤を混合するアイテムはヘアダイと表現します。
ヘアダイの1剤には、ジアミン系酸化染料という、酸化されて発色する染料が配合されています。同時に多くの場合、1剤にはアルカリも配合されており、2剤の過酸化水素と混合すると、過酸化水素を活性化させ、1剤中の色素の発色と、毛髪中のメラニンのブリーチを同時に行う仕組みになっています。
1剤に配合されているジアミン系酸化染料は酸化される以前の状態ですからまだ発色していません。この状態を色素中間体といいます。
この色素中間体は、過酸化水素によって酸化されると、重合といって小さい分子がどんどんつながって大きな分子になります。こうなってはじめて色が発色します。
毛髪には色素中間体という小さい分子の状態で浸透していき、毛髪内部で重合が進むと発色すると同時に、大きな分子となりますから、洗っても落ちない毛染めができるわけです。この色素重合は過酸化水素濃度(混合時)が1~3%くらいですと、15分から30分かけて行われます。
ヘアダイは調合したらなるべく早く毛に塗布したほうが良いのですが、それは、毛に浸透する前に色素が酸化重合して大きくなってしまうと毛髪内部に浸透しにくくなってしまうからです。
毛髪内部に浸透して重合発色した染料は毛髪内部のマトリックスにくっついて、さらに洗ってもとれにくくなります。逆にいえば、せっかく毛髪内部に浸透して色素が染まってもポーラスヘアーでは、シャンプーでの色の褪色が速くなってしまうということです。ハイブリーチ毛にヘアダイで色づけした場合、数回のシャンプーで色落ちしてしまうのは。このためです。事前にポーラス状態の毛の、P.P.Tでできるだけ修復してから染めたほうが、色持ちがよくなります。
また、白髪の新生部がしっかり染まらないこともよくあるようですが、これは白髪が一般的に硬く撥水性であるため物理的に染料の浸透が不十分だからです。塗布量を多くしたり、放置タイムを長くしたりして対応しましょう。
ヘアダイは、色素の染着を重視する場合は、あまり濃い過酸化水素を使用するとかえって染まりが悪くなります。また、ブリーチ力は温度によってかなり左右されますが、染料の染着性に温度はあまり関係がありません。
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