ダブルカラー・グラデーションカラーのちょっとコアな話
2022/04/23
渋谷の美容院アフィーロ(Achfilo)>カラー>ダブルカラー・グラデーションカラーのちょっとコアな話
2022/04/23
ダブルカラーのご要望が多いので、 ダブルカラーについてまとめます。
まずはダブルカラーの画像をご覧下さい。
ブリーチをする時は、できるだけ1度のブリーチで髪の毛のメラニンと残留ティント【前回染めたヘアカラー】を抜けるだけ抜くのがポイントです。
【ブリーチ剤とは?】
カラー剤で染まったカラーの色素と、メラニンの色素を同時に抜ける薬剤のこと。
特にカラー剤で染められたヘアカラーの色味は、ブリーチ剤でしか抜けないので、今より明るくして、色素の薄めな透明感出したい人は、なるべくブリーチをしてダブルカラーすると良いです。
ブリーチ剤はユーメラニンとフェオメラニンの分解して明るくするための特殊な薬です。
ユーメラニンは黒褐色のメラニン
フェオメラニンは赤黄色褐色のメラニンです。
ただ、ブリーチ剤は、1番明るいレベルのカラー剤より、髪の毛のメラニンや色味を抜くパワーが強く、髪の毛を傷めやすく、頭皮にも染みやすい強い薬剤になるので、薬剤を塗布するときは、普通のヘアカラー技術よりも、特に注意をしなくてはいけません。
特に、根元ギリギリは、地肌につけると染みる人がいるので、なるべく地肌には溜めないように塗るのがポイントです。
ダブルカラーのブリーチを失敗すると、頭皮を低温火傷する可能性もありますので、しみたりしたらすぐに担当美容師に声かけしましょう。 ダブルカラーのブリーチ剤の薄塗りのテクニックが心配で、髪の毛を傷めたくない、頭皮をしみさせたくない場合は、美容師さんにこれを見せて下さい。
【塗り方】
・ブリーチ 対 オキシ の比率を 1 対 6 ~ 12 まであげても根元ギリギリは明るくカラーが抜けて、アルカリダメージも少なくなるので、根元はなるべくブリーチを弱めにしてあげると良い。
・ブリーチはオキシ2倍濃度が1番強くて30分から45分で15レベルから18レベルまで完結します。
※一気に塗り上げて抜けづらい部分だけ追いブリーチをするのが最短最適とアフィーロでは考えています。
・ シャンプーの時にカスイ除去剤を混ぜてシャンプーしたり、シャンプー後の、2回目のリンストリートメントをカスイ除去剤のみで丁寧にカスイ除去をすることで、次のカラーも均一に染まりやすくなる。
【毛先】
・毛先は、お客様のダメージによるのですが、何回もブリーチしている人は、ブリーチ剤を、上記の比率でそのまま中間、毛先まで伸ばして塗っても大丈夫です。
・毛先がひどく損傷していて断毛が心配なら、根本が上がりきる前に、先にカスイ除去剤を毛先に重ねて塗るとダメージ進行を止めることができます。
・毛先を通常のブリーチで明るくするためだけに、攻めて重ね塗りをしすぎると、断毛といって、ちぎれる髪の毛の人がいるので、気をつけて下さい。
脱色とダメージの関係
水分なく乾燥している
プレックス剤やアミノ酸・脂質CMCをしっかり足してケアさせて頂きます
発熱状態
金属イオンで発熱することがあるので熱を持ったら一度すぐに流します
健康な髪の毛や抜けづらい人や、黒染めのヘアカラーをしてる人、濃いめのグレーや、カラーで1番抜けずらい緑の直接染料の多いオリーブや、マット、アッシュや、マニュキュアカラーのビビッドなピンクなど赤みの強いに濃いカラーをしたお客様は、だいたい根元は3センチから毛先の部分が、根元の体温では明るくなりづらく、弱いブリーチだと抜けない部分で、オレンジやくすんだ抜け方をしてくるので、その部分は、再度ブリーチ剤で、重ね塗りが必要な場合もあります。
その時は、 ブリーチ 対 オキシ 1 対 2から3倍 で、上から抜けない部分のみを重ね塗りします。
この時に必ず見ながら10分から30分で均一なクリームイエローになる反応まで追い込むことが大切です。 抜けたように見えてシャンプーすると、緑青みや、オレンジみが残っていて、次のカラーが濁ることが、よく起きてしまいます。
また、濃いめのグレーや、黒染めなどされていて、塗りあがりが加温しても、まだまだオレンジの色みがつよければ、さらに上から、 ブリーチ 対 オキシ 1 対 2倍 で、重ね塗りします。
この時は、黄色い部分には絶対にあてないように細い施術のできるハケ幅の狭いハケで、オレンジ部分だけ重ねて塗布するのがポイントです。
黄色いところにのびると、次に染めたいカラーをはじいて明るくラインが残ることもあるので注意してダブルカラー施術をして下さい。
また、長めに加温したり、薬剤をたくさん重ね塗りした場合は、ターバンを巻いて10分から30分ほどおいてアンダーティントを抜ききるとシャンプーできます。
白っぽい透明感ある感じまで染めたいときは、30分くらい加温しておいて下さい。
基本的には、加温しないほうが良いですが、根本に薬剤をためてないようにすれば、湿熱の力で綺麗に抜ききれます。
この放置時間は、できればタオルターバンをパーマの薬剤塗布のターバンと同じ要領で巻いておくと液だれしなくて安全です。
髪の毛が毛先に行くにつれて明るくなるカラーのことをいいます。
そのため、ダブルカラーの最初の1回目のカラーで毛先は明るく抜くことをオススメします。 ブリーチ剤を使用して、ダブルカラーのグラデーションカラーをすれば、毛先がしっかりと綺麗に抜けてグラデーションカラーデザインができます。 毛先を綺麗に抜くポイントは、毛先の5分の1から塗布することです。
まず、毛先の5分の1を塗って、その後に3分の1をぼかして塗り、境目を水スプレーなので、濡らしておけば、綺麗なグラデーションカラーになります。
綺麗に抜くためには、10分から30分置いたり、低音湿熱アイロンなどで、抜いておくと、綺麗なグラデーションになります。
また、 実際にグラデーションダブルカラーでは、
がものすごく人気のメニューになります。
ダブルカラー オン アッシュカラーは、ブリーチ剤で抜くことで美しい髪の毛の表現が高まります。 通常日本人の髪の毛は赤みが強く、カラー剤のアッシュカラーで染めても、オレンジアッシュや、ブラウンアッシュで仕上がってきます。 特に、根元のアッシュカラーは、カラー剤のアッシュカラーで染めても、赤みのない外国人風アッシュにならないのがほとんどです。
ここで、ダブルカラーについてまとめます。
一回赤みを消してからアッシュを被せると、透明感と、程よいくすみ感のある、外国人風アッシュカラー になります。 ダブルカラー ブリーチなし テクニックとして ダブルアッシュ という、アッシュを二回重ねるテクニックもあります ハイトーンアッシュで、赤みとオレンジ味を完全に消してから、もう一度、適度な色味の寒色のアッシュをのせて、綺麗に仕上げるテクニックです ここでは、 赤みの強い人はマットアッシュ、オリーブアッシュ オレンジみの強い人はアッシュブルー、 黄色みの強い人はバイオレットアッシュ と、アッシュのハイトーンや、トナーカラーも計算して入れて行くと良いです。
ダブルカラーは、お店によって変わりますが、だいたい12000円から20000円が、相場でしょう 1万円以下のあまりにも安い料金であると、安い薬剤の仕様や技術者の技術不足で、髪の毛を傷めたり、ムラになる可能性もありますので、だいたい15,000円くらいが、相場でしょう
ダブルカラーは、ムラにしないために使う薬剤も、傷まないように、 ブリーチで傷めない優しく早いムラのない塗り方、 放置する時間も蒸しタオルで保湿してあげる優しさ、 シャンプーするときも、アルカリや過剰加水反応を止める除去剤の処理、 及び、、絡めず、傷めないシャンプーの仕方や、 次の薬剤を塗りやすく色持ち良くするための中間処理トリートメント 被せるカラーはなるべくノンアルカリか、低アルカリのアシッドカラーやトリートメントカラーを使用して、丁寧にムラなく塗る
そんな、手間のかかる技術や知識や、髪の毛へのホスピタリティが必要なので、美容の仕事でも難易度がかなり高い仕事なので、相場はある程度高くても、キチンとしてくれるサロン選びへのこだわりが必要になります また、ダブルカラー でも、難しい色味に、トリプルカラー があります トリプルカラーは、文字通り三回カラーするのですが、 おおまかに 2回ブリーチや、ハイライトブリーチを入れて、通常カラーを重ねる場合 と 1回ブリーチを
しっかりといれて、2回通常カラーやハイライト、ローライト、グラデーション、ゾーンカラーなどで重ねる場合 があります この技法は 2回ブリーチの限りなく白に近いメラニンを分解しきったカラーで、薄いペールカラーで、ホワイトや、シルバーアッシュ、ベビーピンク、など、限りなくホワイトよりのペールカラーなどで、良く使われます 後者のカラーの塗り分けのテクニックは、コンテストや、撮影などに多く、一部のモデル様などは、4回、5回塗り分ける事もあります。
メンズは圧倒的にダブルカラーをオススメします メンズの方が髪の毛が硬く、色味が入りづらいことがよくあります アッシュやマットアッシュで染めても、髪の毛がオレンジブラウンで仕上がることが多いのは、メンズならではのお悩みです そこで、ブリーチをして、メラニンの分解と、タンパク質やキューティクルの破壊により、髪の毛の色味が入りやすい状況を作り出し、色素を入れ込んでいくのは、メンズには、とてもオススメなテクニックになります
メンズ ダブルカラー では、ホワイトやシルバーもやりやすいです 理由は、女のコと違い、圧倒的に塗布するスピードが早く、なおかつ、傷みづらい髪の毛なので、細やかな攻め方もしやすいのが、良い部分になります。
最近はショートカットでダブルカラーして、色みで自己表現していくのが、メンズカラーの流行りです。 ダブルカラー ハイライト について ダブルカラー でハイライトを入れるのは、実は日本人に1番適したダブルカラーテクニックです。
全体をダブルカラーで、ブリーチしてしまうと髪の毛への負担により、かなり傷む可能性が高くなります。
日本人の髪の毛は太くて硬いけど、薬剤に弱く脆いのが良くないところです。
そこでハイライトなのですが、ハイライトブリーチであれば、髪の毛に対して、明るくする部分が筋状にはいるので、全体が明るくなっても、ダメージは3分の1から半分ですみます。
また、日本人はハチハリ絶壁の四角い頭の人が圧倒的に多いのですが、ダブルカラー ハイライト を入れることで柔らかい立体的な質感に見える効果が出て、頭と髪の毛が綺麗に見えるんです。
なので、ダブルカラー は、ハイライトを入れるダブルカラーが1番オススメです。
について ダブルカラー は、上記、ダブルカラー メンズ でも説明したように、ショートヘアでも、圧倒的な効果を示します ショートのスタイルは、カラーをしていない黒髪や、カラーしていても10レベル以下の暗髪であると、髪の毛の動きが見えずらくなります。
そこで、毛先だけを明るくするバレイヤージュダブルカラーや、全体を明るくするダブルカラーにした方が、インパクトのあるおしゃれなショートヘアになります。 ダブルカラー 色落ち について ダブルカラー すると、色落ちは通常カラーより早いのが、哀しい一面です。 ペールカラーや微妙な色味ほど、抜けてしまいやすいです。
対策としては、 こまめに美容室へ通うこと カラーシャンプーや、カラートリートメントでデイケアを怠らないことが大切になります。
抜けないようにデイケアをしていても色落ちするので、やはり、上記で記述した傷めないようにダブルカラーするテクニックは大切になります 傷めないようにブリーチやカラーをダブルカラーしておくことで、傷まなくて色落ちしづらいダブルカラーになります。
ダブルカラーのブームに伴い、セルフカラー用のカラーの販売も増えてきました。
市販のカラー剤で染める人もおおいですが、あまりオススメはしません。 上記全てを読み返して頂けたらわかります。
ただ、どうしてもやる場合は、お風呂で、長め入浴でやるのが1番でしょう。 湯気で湿度が高ければ薬剤の浸透が高まり、傷まないでカラーしやすくなります。 また洋服にカラーがついたり、部屋が汚れたり髪の毛が傷むことも少なくなります。 ただ1つ言えることは、 餅は餅屋。 美容は美容室へ。
長い文章読んで下さり、ありがとうございました。
プロの美容師の髪の毛のためになるコラムです
☆お気軽に読んでくださいね☆
サロンご来店時に、コメントやご意見などフィードバックしてもらえたら嬉しいです。
お客様は、
とにかくご来店して体験してくださったら嬉しいです。
他のサロンではできない技術で貢献いたしますので、
是非是非ご体験してみてください。
店舗様・オーナー様は、
ぜひ一緒に技術を覚えていただきたいです。
FC加盟で、月1席100万円売り上がる魔法の技術をお伝えさせて頂きます。
集客、ホームページコラムもインスタ更新、集客もアフィーロの母体会社が行います。
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