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ヘアカラーをする時に大切な7つのこと

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ヘアカラーをする時に大切な7つのこと

この記事ではヘアカラーについて大切なことをまとめます!


ヘアカラーで大切なことその1)人気のヘアカラー

アッシュ・ピンク・そして暗髪が人気♡

暗い髪の毛がはやってきています。

石原さとみさんみたいな暗い髪色がやっぱり人気です。

そして、韓国人風カラーの人気も見逃せないところです。

外国人風カラーも人気ですが、やっぱり日本人にはこのような暗い髪の毛が似合うのではないでしょうか??

韓国人風の外国人カラーがアジア人には一番似合います。

このようなカラーがおススメです。

純粋に日本人の髪の毛を考えたときに黒髪が生えてくるので、

黒髪が伸びてきたときに目立たないように見える暗髪は、

夏のハイトーンカラーで傷んだ髪の毛に艶ときらめきを取り戻すのにも大切で効果的です。

この秋冬は髪の毛のカラーを暗めに収めこむのが人気なので、

ダメージをケアするトリートメントも一緒にしたりして髪の毛に艶を取り戻しましょう。

艶髪は髪の毛だけでなく表情も美しく見せます。


ヘアカラーで大切なことその2)アッシュ、ピンクベージュのヘアカラー見本

アッシュのヘアカラー

アッシュはどの時代も人気のカラーです。

特に秋になると栗色のような艶感のマロンアッシュが人気になります。

日本人は赤身の強いカラーのお客様が多いのでこのように少し栗色感を出すために

レシピとしては

アッシュカラーに赤みをなくすマットやほんのりグリーンを利かすのがポイントになります。

ベースカラー8割に対してアクセントに濃いめのブルーやマット・グリーンを2割入れることで

完全に赤みの消えた人気のアッシュカラーになります。


ピンクベージュのヘアカラー

またこの秋にかけてもやっぱり人気で見逃せないのがピンクベージュカラーです。

アッシュもピンクもやりたいお客様は、

写真のようにベースをアッシュカラーで中間部分まで染めて

人気のグラデーションカラーで毛先をピンクカラーにするのも可愛いです。

ピンクグラデーションやピンクベージュカラーは秋冬にかけて人気鵜でしょうの高まるカラーです。

人気の アッシュ ピンク ベージュ カラーに悩んだら、組み合わせで全部やっちゃうカラーも可愛いですね。


ヘアカラーで大切なことその3)市販のヘアカラーについて

「市販のカラーで髪の毛は綺麗にできますか??」

プロの目線で結論から話すと市販のカラーで綺麗に染めることはできないです。

美容師のアシスタントレベルでも1年間くらい毎日カラーして、段々むらなく綺麗にカラーできるようになります。

10年2万人以上カラーしたスタイリストならムラなく綺麗に毛髪診断しながら傷まないようにカラーできます。

そしてその10年選手のスタイリストでも自分のカラーを市販のカラーでセルフカラーしたらムラムラになるでしょう。

なので、市販のカラーはおススメできません。


また、市販のカラー剤はだれでも染めることができるように髪の毛を染めるパワーが強かったりします。

根元の黒い部分は少し明るくするカラーの力が必要ですが、毛先に関しては弱いカラーにしなく鵜買うとてはいけません。

でも市販のカラーは根元から毛先まで同じカラーです。

なので毛先は傷んでしまいます。

また本来根元ギリギリは弱めのカラーを使ったり薄塗りしなくてはいけませんがそのコントロールも難しいです。

そのため、市販のカラーを使うと根元が明るくなったりもします。

以上を踏まえると、やはり市販のカラーはお勧めできないのが、プロの答えです。


もし、市販のカラー剤で失敗した場合はぜひサロンでお直しさせて下さい。

カラーリスト時代にたくさんの経験をしていますが、

横についた縞々のラインは、

ハイライトで格子状にぼかしたり、弱めのブリーチで明るく抜いて、

明るめのダブルカラーで治したり、

ハイライトやダブルカラーが嫌いな人は、

明るくなったカラーのムラを消すように暗めのカラーで直すとよいです。


ヘアカラーで大切なことその4)白髪染め(グレーカラー)について

ヘアカラー市販カラーでも1番多いのは、グレーカラーや白髪染め、があります。

グレーカラー 白髪染めは 特に難しいカラーになります。

グレーカラーとは年齢とともに生まれる白髪を染めるカラーです。

白髪は、普通の黒髪よりも染まづらいです。

それはメラニンの量の問題であり、

白い髪の毛のために色素を入れ込むために、緻密な計算が必要になります。

染める時も、通常の黒髪を染める時よりもカラーをたくさん塗りこまないと染まらなかったりします。


そんなグレーカラーもこのカラー時代により、

サロンカラーはいろんな表現ができるようになっています。

30代・40代のカラーになれた世代は、カラーが暗めのカラーだけでなく明るめのカラーも求められます。

このようなグレーカラーの対応には

1番明るい12から14レベルのカラーと、2から4レベルの濃い目の黒カラーを

1対1の割合でカラーリングすれば綺麗に今までのような8レベルから12レベルのカラーを楽しむことができます。

これも的確なテクニックが必要になりますので、ぜひサロンカラーをご利用下さい。


ヘアカラーの大切なことその5)ヘアカラーも夏から秋へシフト

ヘアカラーはみんな夏に攻めた明るめカラーをしがちです。

学生の皆様はこの時期だけハイトーンカラーをします。

そして、夏には紫外線があります。

そんな中で、海やプールにも入り、さらに汗をよくかきます。

夏のカラーでベースの髪の毛を傷めてしまい、

日差しの強い紫外線で髪の毛をやいてしまい、

海の塩素で髪の毛をかたくしてしまい、汗のアルカリで更に傷めます。


特に1番痛めやすかったり、色味の抜けやすい原因になるのは、夏汗なので、毎日のお風呂ではとにかくシャンプー前のすすぎをしっかりして下さい。汗とシャンプー剤が混ざると軽いブリーチシャンプーをしているように髪の毛のヘアカラーがぬけやすい原因になります。


夏はとにかくヘアカラーと環境要因で、色味が抜けやすいのでシャンプーやトリートメントケアが必要になります。


夏のカラーが終わったらなるべく秋冬には暗めカラーをお勧めします。

少し暗めのカラーにすることで夏に傷んだ髪の毛のダメージを消しながら、長持ちするカラーリングができます。

秋に向けては上記でもまとめたように暗めカラーが人気です。

ほんのりブラウンみを出すのもいいと思います。

もっと詳しく知りたい場合は プロの美容師に診断や 色選びをしてもらいましょう。


ヘアカラーの大切なことその6)ヘアカラー診断

ヘアカラーには毛髪診断が必要になります。


髪の毛をヘアカラーするうえで必要なことに、ヘアカラー毛髪診断があります。

1.視診

2.問診

3.触診

があります。


【1.視診】

視診はその名の通りヘアカラーを見て決めることを言います。

黒髪なのか?

染まってるヘアなのか?

染まっているなら何色に見えるのか?

そんなヘアカラーを瞬間的に見て判断するのが視診です。


【2.問診】

これはヘアカラーでカウンセリングに該当するものです。

髪の毛をみて黒髪の時に、

ヘアカラーしたことない髪の毛なのか??

黒染めして黒髪になっている髪の毛なのか??


明るい髪の毛を見たときに、

ブリーチをした髪の毛なのか??

何回目のヘアカラーなのか??


ダメージしているような髪の毛を見たときに

縮毛矯正をしていないか??

パーマやデジタルパーマをかけていないか??


このような基本的なケミカルの状況をしっかり聞くことは、

ヘアカラーにとても必要な要因になってきます。


【3.触診】

上記2つの視診・問診をした後に実際に触らせてもらいます。

ヘアカラーのために髪の毛のざらつきや傷みから抜けやすい髪の毛でないのか?

塗るときに引っ掛かりが出ないか?

また、太さや浸透感も触診で判断できます。

この時は女性の美しい大切な髪の毛に触れるので、丁寧に触れます。


診断をすることでてきかくなヘアカラーができやすくなるので、本当に毛髪診断は大切です。


ヘアカラーをするうえで大切なことその7)ヘアカラーの色選びについて


では、実際ヘアカラーはどんな色味が似合うんだろう??

ヘアカラーの色選びはどうすればいいんだろう??

と考えてしまいますよね。

これはカラーリストのヘアカラー診断や似合わせカラーなどの判断もありますが、

今はヘアメイクやファッションも自由に楽しめる時代なので、

好みやトータルバランスで選ぶことをお勧めします。


希望や好みのお色味やヘアカラーに出会ったら。とにかくインスタのお気に入り登録や、

スクリーンショットしてフォルダーに収めて美容師に見せることです。


フォルダーに残すことは、カウンセリングの際に自分の好みを知ってもらうことに特に効果的です。

好みの統合性ができて初めて色選びが美容師さんとしやすくなります。


またそのようなことがめんどくさくて大変な場合は、表情、色味。ファッションから、

思い切ってお任せすることがヘアカラーの色選びにもつながると思います。


プロの色選びには、

髪の毛のベースカラー

お肌のベースカラー

目のベースカラー

また、心理的な判断から

シーズンカラーなどを駆使して

瞬間的にお客様一人一人に似合うヘアカラーの色選びをします。


髪の毛に無理をさせない色選びは色持ちもよくなり

お客様だけのヘアカラーの色選びに繋がります。


あなただけのお客様のためだけのヘアカラーを一緒に探しましょう。


補足)

ちょっとコアなヘアカラーの染まり方のまとめです。


髪の色はメラニンの量や種類で決まる


毛髪に色があるのは、毛髪がメラニン色素を含むからですが、このメラニンは、毛髪を含むからですが、このメラニンは、毛髪を成分する毛母細胞とは関係なくメラノサイトというメラニン生成細胞が分泌したメラニンが毛髪に混じっているからです。白髪は一口にいえば、なんらかの理由でメラニンが生成されない場合に生えてくる色なしの毛というわけです。

色なしならば透明であるはずですが、光の反射のせいで白く見えるわけです。

メラニンには黒褐色の真メラニンと、黄赤っぽい色の亜メラニンの2種類があります。

真メラニンをユーメラニン、亜メラニンをフェオメラニンとも言います。人種によってさまざまな髪色が存在するのは、この2種のメラニンの量とバランスによるものと考えられています。欧米人のブロンドヘアの場合はもともとのメラニン量も少ないし、真メラニンと亜メラニンのバランスも亜メラニンのほうが多いわけです。

日本人をはじめとする東洋系の人種は、いわゆる黒髪ですが、こらは真メラニンが多いと考えられます。

白髪もやや黄ばんでいることが多いようですが、これもまったくメラニンがないのではなく、亜メラニンが多少あるからといわれています。

実際、白髪をブリーチすると見事な銀髪になります。

メラニンはアミノ酸の一種であるチロジンからつくられますが、その過程は複雑です。

その生合成のメカニズムは、チロジン→ドーパ→ドーパキノン→ドーパクロム→ハイドロオキシインドール→メラニンというような複雑な過程を経てつくられますが、メラニン自体の化学構造もはっきりと解明されてはいません。

ただ、毛髪中では、メラニンは蛋白質と結合してメラノソームという米粒状の顆粒なっていて、蛋白質の一種と考えてもよいものです。

メラニン顆粒のことをメラノプロテインとも呼びます。

毛髪中のメラニン顆粒はキューティクルには存在せず、とくにコルテックスのキューティクルに近い部分に多く存在し、ドーナツ状に分布しています。

本来肌や毛に存在するメラニンの役割は、紫外線から身体を守ることと考えられます。

紫外線は、ご承知のように生体細胞を崩壊する力があり、黒色が一番紫外線をカットする作用があります。紫外線の弱い地域で発生した民族は、肌や髪の色が薄く(白人)、紫外線から身を守る必要が高いほど、髪や肌の色が濃くなったのではと考えられます。

紫外線が原因で発症する皮膚癌の発症率は、白色人種のほうが圧倒的に高いという事実をみても、メラニンが紫外線対策物質であることがわかります。


サンバーンとサンタン


「日焼け」とひとくちにいっても症状はいろいろで、紫外線の強い刺激で肌が赤くなりヒリヒリする状態をサンバーンという。

これは紫外線という刺激に対し肌が負けて炎症を起こしている状態。

その後、黒化したメラニンが増え、肌が黒くなっている現象をサンタンという。

サンバーン症状を引き起こす紫外線は、いわゆるUV-Bといわれる波長の短い紫外線である。

UV-Bは生体に対する破壊力が強いが、波長が短いため真皮層までは届かない。

紫外線防止効果のある化粧品に表示されている「SPF」という数値は、UV-Bに対する防御効果を表している。

UV-Aと呼ばれる波長の長い紫外線は破壊力は少ないが真皮層まで届き、サンタン現象を促す。

肌が黒化することによって紫外線に対して防御力をつける為であるが、皮膚の場合には表皮中にある還元メラニンという、まだ色のないメラニンが酸化されて黒色化してくるためと考えられる。

もちろん刺激を受けるとメラニン生成細胞も活発にメラニンを生成するようになり、それが沈着してシミとして残る場合もある。UV-AはBに比べて破壊力は弱いが、長期間その刺激を受け続けると、真皮の老化が早くなる。

毛髪中のメラニンは、日に当たったからといってさらに黒化したりするわけではなく、逆に紫外線によって破壊されてくる。

これは毛髪の毛幹部の細胞はすでに生活細胞ではなく、その中に混在しているメラニンも、紫外線によって破壊されたり、他の原因で流失していくことはあっても、毛幹中で増殖したりすることはありえないからである。

毛髪中のメラニンの紫外線による破壊は、乾いた状態で紫外線にさらされるより、海水などの電解水で濡らした状態のほうが顕著に起こるようである。


ブリーチの仕組み


日本人の黒髪に、さまざまな色味を表現する場合、毛髪中のメラニンを漂白(bleach)する必要があります。

ブリーチは酸化脱色といって、過酸化水素(H₂O₂)の酸化力によってメラニン顆粒を破壊することによってできます。

化学式をみてわかるように過酸化水素は水(H₂O)より酸素(O)がひとつ多い薬品です。

酸化というのは酸素を与える化学反応のことで、過酸化水素はH₂O₂→H₂O+Oというふうに酸素を放出することによって酸化剤として作用します。

この酸素の力で、毛髪中のメラニンが破壊され、毛髪の色が茶髪や金髪になっていくわけですが、過酸化水素水はアルカリ性状態で活発に分解して酸素を出すという性質があります。

逆に酸性状態ですと反応性が低くなります。

日本では、染毛用の過酸化水素(ヘアダイ・ブリーチ剤第2剤)の濃度は上限6%と決まっていますが、使用前はやや酸性状態(pH3~4くらい)に調整されています。

容器に入っているうちにどんどんH₂O₂→H₂O+Oという反応が起きてしまったら、製品の長期保存ができませんし、容器も膨れて破裂してしまう危険もあります。

つまり、この酸性の過酸化水素水を毛髪に塗布しても、あまりブリーチ作用は起きません。

使用する段になって、アルカリ性になるようにアルカリ分がたくさん含まれている第1剤を混合して、混合液をアルカリ性にすると、過酸化水素の反応が活発になり、ブリーチができるという仕組みなのです。

基本的にブリーチ力は、混合したブリーチ剤の、過酸化水素の濃度とアルカリ分がともに高いほど強くなります。

アルカリ剤の種類や、作用時の温度もブリーチ力を左右する要因となります。

また、後術しますが、酸化助剤(ブリーチパウダーに配合されている)といわれている過硫酸アンモンなどの薬剤が混合されているかどうかによってもかなり変わってきます。

アルカリや酸がどの程度入っているかという見方からアルカリや酸の多宴を示す尺度(pHとは違います)を、アルカリ度とか酸度といいます。

アルカリ度・酸度は、正しくは、アルカリの場合は0.1塩酸消費量、酸の場合は0.1水酸化ナトリウム消費量といいます。

ブリーチ剤の第1剤は、間違いなくアルカリ分がかなり配合されていて、第2剤である過酸化水素と混合したときに、その混合液はアルカリ性になるようになっています。

第2剤である過酸化水素水は、pH4くらいですがほとんど酸度はないからです。

このように、ブリーチを行うときに必ず必要な薬剤は過酸化水素水ですが、混合する第1剤の性質や、混合する割合によってブリーチ力が変わってくるのです。


アルカリ度・酸度とは?


酸やアルカリは、電解質という水中で電離してイオンになる物質の一種であるが、イオン化する割合はさまざまである。

弱酸とか弱アルカリと呼ばれるものは、水中でほんの少ししか電離しておらず、水素イオンは100個の分子を解かせば、ほぼ全部がイオンとなり、水中の水素イオン濃度や、水酸化物イオンが圧倒的に増加する。

そのため、弱酸や弱アルカリは配合されてる分子の数のわりに、そのpHは中性よりになる。

しかし、弱酸や弱アルカリは薄めていくほど電離度があがるという性質があり、中和するためには結局それに見合ったアルカリや酸の分子の数が必要となる。

ブリーチやヘアダイに利用されるアルカリ剤であるアンモニアやモノエタノールアミンは弱アルカリであるが、このような状態のアルカリ性の溶液は、pHだけでは、そのアルカリの本当の配合量がわからないため、アルカリ分の総量(分子の数)を比べてみる必要がある。

そこで、配合されているアルカリ分の総量を測定するためには、酸の基準液をつくりその基準液で、調べたいアルカリ性溶液1mlを中和していく。

この基準液は1000ml中に0.1モルという量の塩酸が解けているもので、0.1規定塩酸という。

仮に、調べたいアルカリ液1mlを規定塩酸10mlでちょうど中和できたら、規定塩酸消費量10mlとなり、このような状態のアルカリ溶液をアルカリ度(AV=アルカリバリュー)10といっている。

酸度を調べたい場合は、アルカリの基準液である規定水酸化ナトリウム溶液(1000ml中に0.1モルの水酸化ナトリウムが解けている)で同様に測定する。

この場合は酸度という。

ちなみに、モルとは原子量や17、モノエタノールアミンの分子量は61。

ということは、アンモニア0.17%溶液とモノエタノールアミン0.61%溶液中のそれぞれの分子の数は同じということになり、アルカリ度も同じで、この場合アルカリ度1ということになる。

アルカリ度・酸度は、濃度とも違うので、混乱しないようにしたい。


ブリーチパウダーでハイブリーチできるわけ


ハイブリーチをしたい場合、多くの理美容師さんが用いるのが、いわゆるパウダーブリーチというアイテムです。

製品には脱色・脱染剤、あるいは酸化助剤という表示がされていると思います。

過酸化水素水と混合して使用すると、通常のブリーチ剤や明るくする要素を合わせ持っているヘアダイよりも、はるかに強いブリーチ力を発揮するこの粉のことをブースターといます。

ブースターは増幅するものという意味です。

ブースターには通常過硫酸アンモンや過ホウ酸ナトリウムなどが配合されており、これらが過酸化水素水の働きを助け、より強力なブリーチ力を発揮します。

もちろんアルカリ分もかなり(アルカリ度25前後)あり、過酸化水素と2:1とか3:1で混合したときにでも、その混合液が充分なアルカリ度を保つようになっています。

混合割合が過酸化水素のほうが多ければ、その混合液の過酸化水素濃度も高くなりますし、前途した過硫酸アンモンなどの酸化助剤のせいで飛躍的にブリーチ力がパワーアップする仕組みになっているのです。

この酸化助剤は、毛髪中のメラニンをブリーチする働きを助けるだけでなく、毛髪をヘアダイで染毛してある場合、その色素も破壊しますので、染めた毛の脱染剤としても使用されています。

たとえば金髪近くまでブリーチしている人がまた暗く染め直しているような場合、通常のブリーチ剤や明るくするタイプのヘアダイを使用しても思ったように毛髪の明度は上がりません。

これは、毛髪中のメラニンを破壊しても、染料の色素がたくさん毛髪中に入っているためで、その色素を脱染する働きは通常のブリーチ剤やヘアダイにはありません。

通常のヘアダイの1剤2剤を混合し、その中にブリーチパウダーを混入してみますと、すぐ色素が発色しますが、そのまま放っておくと、今度は発色した色がだんだん薄くなってきます。

つまり発色したヘアダイの色素をまた破壊して脱染する働きがあるということです。

ですから、このブリーチパウダー(ブースター)は通常のヘアダイとは併用したりすることはできません。

混合することはないと思いますが、ブリーチパウダーでブリーチした後、ヘアダイで色づけするといった技法…いわゆるブリーチ&ティントと呼ばれるやり方をする場合、毛髪にブリーチパウダーが残留していたり、使用するハケにブリーチパウダーが付着していたりすると、思ったような色味がでない(染まらない)といった現象が起こることがあります。

ハイブリーチや色素の脱染のどちらの目的に使用する場合でも、ブースター+過酸化水素という組み合わせは、毛髪にかなりの負担をかけることになりますので、注意が必要です。


ブリーチと毛髪損傷


過酸化水素の酸化力が強く作用すればするほどブリーチ力が強くなります。

が、同時に毛髪ケラチンにもダメージを与えてしまいます。

ヘアカラーによる毛髪損傷は、ほとんどブリーチによる損傷と考えてもよいくらいです。

ブリーチによって明るくなった髪ほど傷んでいるということではありません。

後述するように、真っ黒に染めるヘアダイでも、ブリーチ力をもっているものが多いからです。

正確には、過酸化水素が強く作用する環境ほど毛髪を傷めるというべきでしょうか。

過酸化水素が強く作用するとメラニンが破壊されるだけでなく、毛髪ケラチンも破壊されてしまいます。

毛髪内部で過酸化水素が爆発的に酸素を放出すると、毛髪の表面に無数の穴があいたり、亀裂が入ってしまいます。

毛髪ケラチンはアミノ酸が縦横に結合し、頑固な分子構造を持っていますが、このケラチンの構造も、過酸化水素が強く作用すると破壊されていきます。

特に薬剤の作用を受けやすいマトリックスでは、分子がコマギレになってしまい、お湯や洗剤に溶け出しやすくなります。

このような現象を「可溶性が高まる」というような言い方をしますが、ブリーチ後何回もシャンプーを繰り返しているうちに、毛髪がどんどんポーラス化していきます。

ケラチンの破壊は、当然ブリーチ力の強い薬剤(混合時に過酸化水素の濃度も高く、アルカリ度やpHも高い)ほどすすみ、ハイブリーチ処理などでは、、その場で毛が溶けてしまうこともあるほどです。

また、毛髪ケラチンを構成するアミノ酸のひとつであるシスチンは、もっとも頑固な側鎖をかたちづくっていますが、そのシスチンが協力な酸化力によって破壊され、シスチンがシステイン酸というものに変わり、シスチン結合は切れっぱなしの状態になります。

ですから、ブリーチによるシステイン酸の生成の度合いが、損傷の目安にもなります。

ハイブリーチ髪や何度もヘアカラーを繰り返した髪は、濡れていると引っ張ったときすぐゴムのように伸び、テレテレの状態になりますが、これはシスチンが破壊されることによって、濡れた状態での髪の強度が著しく低下してきているからです。

毛髪ケラチンは乾かすと水素結合がつながり、そこそこの強度を保つことができますが、シスチンがシステインさんに代わってしまうと、濡れたときの強度が極端に落ちてきます。

ブリーチ処理を行うときは、少なくとも、アフタートリートメントとして毛髪を弱酸性に戻す処置(酸性リンス)や、システインさんの生成を防ぐために、シスチンを含有するケラチンP.P.Tのプレトリートメントをして、毛髪のダメージを最小限に食い止める必要があります。


ヘアダイが染まって褐色しにくいわけ


洗ってもある程度持続性のある染毛剤をパーマネントカラーといいます。

これに対しカラースプレーのようにシャンプーしたらとれてしまう染毛剤をテンポラリーカラーといいます。

パーマネントカラーの代表はいわゆるヘアダイと呼ばれているアイテムです。

ここでは染毛技術全体をヘアカラーと表現し、1・2剤を混合するアイテムはヘアダイと表現します。

ヘアダイの1剤には、ジアミン系酸化染料という、酸化されて発色する染料が配合されています。

同時に多くの場合、1剤にはアルカリ分も配合されており、2剤の過酸化水素と混合すると、過酸化水素を活性化させ、1剤中の色素の発色と、毛髪中のメラニンのブリーチをどうjに行う仕組みになっています。

1剤に配合されているジアミン系酸化染料は酸化される以前の状態ですからまだ発色していません。

この状態を色素中間体といいます。

この色素中間体は、過酸化水素によって酸化されると、重合といって小さい分子がどんどんつながって大きな分子になります。

こうなってはじめて色が発色します。

毛髪には色素中間体という小さい分子の状態で浸透していき、毛髪内部で重合が進むと発色すると同時に、大きな分子となりますから、洗っても落ちない毛染めができるわけです。

この色素重合は過酸化水素濃度(混合時)が1~3%くらいですと、15分から30分かけて行なわれます。

ヘアダイは調合したらなるべく早く毛に塗布したほうがよいのですが、それは、毛に浸透する前に色素が酸化重合して大きくなってしまうと毛髪内部に浸透しにくくなってしまうからです。

毛髪内部に浸透して重合発色した染料は毛髪内部のマトリックスにくっついて、さらに洗ってもとれにくくなります。

逆にいえば、せっかく毛髪内部に浸透して色素が染まってもポーラスヘアでは、シャンプーでの色の褐色が速くなってしまうということです。

ハイブリーチ毛にヘアダイで色づけした場合、数回のシャンプーで色落ちしてしまうのはこのためです。

事前にポーラス状態の毛を、P.P.Tでできるだけ修復してから染めた方が、色持ちがよくなります。

また、白髪の新生部がしっかり染まらないこともよくあるようですが、これは白髪が一般的に硬く撥水性であるため物理的に染料の浸透が不十分だからです。

塗布量を多くしたり、放置タイムを長くしたりして対応しましょう。

ヘアダイは、色素の染着という働きと、ブリーチという働きを同時に行っていますが、色素の染着を重視するのか、ブリーチ作用を重視するかで、考え方や製品の内容もずいぶん変わってきます。

色素の染着を重視する場合は、あまり濃い過酸化水素水を使用するとかえって染まりが悪くなります。

また、ブリーチ力は温度によってかなり左右されますが、染料の染着性に温度はあまり関係がありません。


アルカリ分をほとんど含まないヘアダイもある


通常ヘアダイの1剤は、2剤と混合したときに過酸化水素の酸化力を引き出すためにアルカリ分がかなり配合されているわけですが、そのアルカリ分がほとんど配合されてないタイプのヘアダイもあります。

1剤のアルカリ度が0~1くらいしかないと、2剤と混合したときにほぼ中性(なかにはやや酸性になるものも)になり、ブリーチ力はほとんどないが染料だけ発色して先着するという性質のヘアダイになります。

このようなヘアダイは、1剤のpHでは6~9くらいの範囲にあります。

ですから、製品によって微アルカリヘアダイ・中性ヘアダイ・酸性ヘアダイなどといろいろな言いまわしで呼ばれています。

メーカーでは毛髪を傷めないということをセールスポイントにしていますが、ブリーチ力がほとんどなければ毛髪が傷まないのは当たり前といえます。

6%の過酸化水素とヘアダイ1剤を1:1で混合した場合、その混合液の過酸化水素濃度は3%となり、通常ならある程度のブリーチ力を発揮しますが、中性レベルでは過酸化水素があまり活発化しないので、ブリーチ力は発揮されません。

しかし、1剤中の色素中間体を酸化重合させることくらいはするというわけです。

1剤中のジアミン系酸化染料は、長い時間さえかければ空気中の酸素でも重合して発色してきます。

使いかけのヘアダイ1剤容器のキャップをあけると、空気に触れた部分だけ発色していたりします。

このようにジアミン系酸化染料の発色は、酸化力が弱くても反応が進みます。

混合時の過酸化水素の濃度でいえば、0.5%でも充分です。

また、前項で過酸化水素はアルカリ性状態で酸化力が発揮されると述べましたが、1剤中の染料を発色させるだけでしたら、中性状態でも、やや酸性でも大丈夫です。

白髪や既にブリーチされている毛髪に、ジアミン系酸化染料で色づけしたい場合は、毛髪のコンディションを損なうようなブリーチ力を兼ね備えたヘアダイをわざわざ使用することはありません。

このようなケースでは、アルカリ分のないヘアダイが便利です。

アルカリ度の高い、ブリーチ力を兼ね備えたアルカリヘアダイも、混合時の過酸化水素濃度が低ければ、当然ブリーチ力がなくなってきますので、毛髪ケラチンを破壊する要素は減少してきます。

具体的には、混合時に過酸化水素濃度が1%以下であれば、ほとんどブリーチ力はなくなります。

つまり、1:1の混合を前提とすると1~2%の過酸化水素を利用すれば、染料が着色するだけのヘアダイになります。

ただし、この場合は施術後シャンプーしてもアルカリ分は毛髪に残留しますので、アフタートリートメントでアルカリを中和し、毛髪を弱酸性の状態に整えてあげることが必要です。


ヘアダイ後のpHコントロール


通常のヘアダイは1剤2剤を混合した状態でアルカリ性になる。

もちろん、ブリーチ剤も同様である。

このため、ヘアカラーが終了した時点での毛髪は等電点であるpH4.5~6.5よりもアルカリ性側に傾いている。

シャンプーをしても毛髪内部にはアルカリ分が残留していて、しばらくの間は毛髪がアルカリ性の状態である。

その間に受けるさまざまな刺激によって毛髪は傷みやすく、ヘアダイ直後はあまり感じなくとも、しばらくするとぱさつきがでてきたり、枝毛が多くなったりしてくる。

ヘアダイやブリーチをした場合は、ヘアコンディションをそれ以上悪くしないために、毛髪を微酸性に整えておいた方がよい。

特にハイブリーチをした場合は、既にすすぐ時点で、毛髪ケラチンが溶けだしやすくなっているので、薬剤を洗い流す前に酸性リンスを塗布し、アルカリ分を中和してから洗い流す方が毛髪の損傷を最小限にとどめることができる。

ヘアダイのばあは、色素の種類によっては酸性リンスをすることで、色調が変化してしまう場合がある。

だから、シャンプー後になるべくpH5程度でアルカリ中和力のあるトリートメント剤(バッファー力があるというような言い方をする)で処理してあげると、さほど問題なく毛髪を微酸性に戻すことができる。

できれば褐色防止も兼ねたP.P.T成分配合のものが理想的である。


ヘアダイかぶれはアレルギー


ヘアダイでかぶれる人がいます。

かぶれる原因は、ヘアダイ1剤に配合されているジアミン系酸化染毛料に対してアレルギーである場合が多く、ひどい人は顔全体がぱんぱんに腫れ上がったりします。

ヘアダイやブリーチ中に、地肌がしみたり、痛くなって、炎症やかゆみを引き起こす場合は、薬剤中のアルカリや過酸化水素水の刺激による単なる接触性の皮膚炎のケースが多いようです。

しかし、アレルギー性の場合その原因物質はヘアダイの染料であるケースが多いので、たとえ過酸化水素水が薄くても、アルカリ分のないヘアダイでもかぶれてしまいます。

アレルギーというのは抗原抗体反応といって、自分に合わない異物に対して体が拒絶反応を起こしている状態です。

アレルギーを引き起こす原因物質を「抗原」といい、その抗原に対抗するために体内で抗体がつくられます。

抗体ができたとき「感作」されたといいます。

杉花粉症の人は杉花粉が抗原ということですし、ヘアダイでかぶれてしまう人はジアミンが抗原ということです。

接触性皮膚炎とアレルギー性皮膚炎では、前者が比較的短時間のうちに原因物質が付着した部分だけに症状が現れるのに対し、後者では使用後最大48時間以内に発症し、付着した部分以外にも症状が出ること(たとえば、顔全体が腫れたりするなど)が多いようです。

 化粧品や医学部外品に使用されている成分すべてが、すべての人に安全というわけではありません。

そういう意味ではなにもかもヘアダイの染料だけが、アレルギー性皮膚炎を引き起こすものではありませんが、ヘアダイに関しては事前にパッチテストをして、アレルギー反応の有無をチェックするように義務付けられています。

一般の化粧品やパーマ液では、「お肌に合わない場合は直ちに使用を中止」するように注意書きがあるだけなのに、ヘアダイは使用前にパッチテストが必要なのです。


それだけ、ジアミン系酸化染料は、万一かぶれを引き起こした場合、症状がひどいともいえます。

理屈では、肌につかない限りアレルギー症状は出ないはずですが、ヘアダイはどうしても地肌についてしまうことが多いので、ヘアダイでかぶれてしまう人には施術するべきではありません。

パッチテストは大丈夫であっても、その後施術をしたときにはかぶれてしまったり、前回の施術時ではかぶれなかったのに、今回はかぶれてしまったりすることもあります。

かぶれなかったのは抗原に対してまだ感作されていなかっただけで、抗体ができてしまうと必ずアレルギー反応が出るようになってしまいます。

現代日本人は、なんらかのアレルギーを持つ人がどんどん増えています。

ですから、ヘアダイの施術には、今後もっと充分な配慮が必要とされます。


パッチテストのしかた


① 通常パッチテストをする場所は、腕の内側や耳たぶの裏側。

② 皮膚表面をアルコールで拭き取る。

③ テストしたい薬剤等を100円玉大に塗る。ヘアダイの場合は1剤2剤を混合したもの。あるいは、ジアミン系酸化染料に対してだけのテストでよければ1剤のみでもよい。

④ 1時間もすれば乾燥してくるので、そのまま48時間放置して様子を見る。

⑤ 異常がなければ、その薬剤なり化粧品は使用してもまずアレルギー症状はでない。

⑥ よく塗布物を洗い流す。ヘアダイの場合色素がとれないが、たいてい1度の入浴で塗布物は落ちる。

※このようなパッチテストの方法をオープンパッチテストという。テープや絆創膏を貼るとそれによってかぶれたりすることもあるので使用しないほうがよい。ヘアダイが服などに付着するのが気になるようであれば、ガーゼなどをあてて包帯などで軽くとめる。


染毛剤のパッチテストでの異常


① 塗布した部分の周辺に発赤が生じる。

② 塗布部分に激しいかゆみを感じる。

③ 塗布部分の皮膚に緊張感を感じる。

④塗布部に水疱ができる。

⑤塗布部とは関係なく、目蓋が腫れた感じになる。

上記のような症状が現れたら、その染料での施術はさけるべきである。症状が現れたらすぐによく洗い流し、副腎皮質ホルモン軟膏をつける。いつもは、症状がでなくとも、肌が敏感なとき(産後や病後など)には陽性を示すこともあるし、ヘアダイを数回行っているうちに感作されて反応が出る場合もある。


ヘアダイの前はシャンプーしない


パーマ前などはプレシャンプーをすることが多い(この場合も頭皮は強く洗わないのが常識)が、ヘアダイやブリーチ前は通常プレシャンプーはしない。

パーマ1剤もヘアダイも、皮膚にとってあまりよいとはいえないものなので、できたら皮膚には付着しないように施術できればよいが、ヘアダイの場合はどうしても頭皮についてしまう。

そのため地肌は皮脂膜があったほうが保護になるため、洗ったばかりやパーマ直後のキレイになった頭皮に塗布するとトラブルのもととなる。

サロンでは洗わなくても、前日頭皮をごしごし洗っているような場合は、細かいキズだらけで、ヘアダイやブリーチ剤を塗布するととてもしみるので、問診や観察も大切。

アレルギー性皮膚炎を発症しない人でも、いわゆる接触性皮膚炎(一次刺激性皮膚炎)を起こしやすい状態になっているので、頭皮は多少汚れているくらいのほうが安全である。

頭皮や生え際をよくチェックして傷や湿疹、炎症などがある場合はなるべく施術はさけたほうが無難である。

ブリーチなら色素が入っていないのでアレルギーの心配がないとはいえ、皮膚を保護しないのは危険である。

薬剤を弾く性質のある油(白色ワセリンなど)で地肌を保護してから施術することが望ましい。


ヘアマニキュアは酸性染料


過酸化水素と混合しないで毛髪を染める染毛料にもさまざまなタイプのものがありますが、もっともよく使用されているものにいわゆるヘアマニキュアというアイテムがあります。

ヘアマニキュアに使用されている染料は酸性染料というものです。

ヘアダイの酸化染料とは一字違いですから混同しないようにしましょう。

酸性染料は文字どおり酸性の染料で、毛髪のキューティクルに電気的な力で吸着して染まります。

ヘアダイのような堅牢な染毛ではできませんが、ある程度の持続性はあります。

このようにある程度持続性のある染毛料をセミパーマネントカラーと呼んでいます。

毛髪は水分を含んだ状態で、ややマイナスの電気的性質です。

ですから、プラスの性質のものは毛髪に吸着しやすいという性質があります。

ところが、酸性染料は酸性ということは水素を電離して染料そのものはマイナスの電気的性質を持つということですから、本来毛髪には染まりにくい性質の染料です。

しかし、毛髪は等電点であるpH5~6前後より酸性側に傾くにつれ、マイナスの性質がなくなりプラスに帯電してきます。

逆に等電点よりアルカリ性側になるにつれマイナスの性質がさらに強くなります。

これは、毛髪ケラチンを構成するアミノ酸と塩基性アミノ酸の電解度が変わるからです。

具体的には毛髪が酸性になるほど、酸性アミノ酸の持つカルボキシル基の電離が抑えられ、塩基性アミノ酸の持つアミノ基のプラスの性質だけが残ります。

毛髪がアルカリ性になると逆の現象が起きて、アミノ基の電離が抑えられマイナスの性質が強くなります。

ヘアマニキュアは、ほとんどの製品が毛髪の等電点より低いpH3くらいになっており、毛髪に吸収しやすくなっています。

逆にいえばヘアマニキュアの染料はアルカリ性の薬剤で褐色しやすいということであり、アルカリ性の状態の毛髪には染まりが悪くなるということです。

ブリーチ直後のヘアマニキュアの染まりが思ったほどでなかったり、パーマの1剤を塗布すると色が出てきたりするのは、上記のような理由からです。

また、ひんぱんにヘアマニキュアを行っている方の毛髪がゴワゴワしてきたり、シャンプー後のリンスやトリートメントが髪に残りにくくなったりすることもあります。

これは、毛髪が酸性側に傾きすぎているためや、溶剤に使われているアルコールのせいです。

現在日本では、セミパーマネントカラー剤として酸性染料がもっともポピュラーに利用されていますが、毛髪より皮膚に染まってとれにくいとか、色落ちした染料で洋服などが汚れてとれないといった欠点もあり、徐々に別のタイプの染料が利用されるようになってきています。


その他の染毛料のいろいろ


髪になんらかの色をつけるアイテムは、ヘアダイに利用される酸化染料や、前項で述べた酸性染料ばかりではなく、さまざまなものがあります。

特に、平成14年からの化粧品の規制緩和にともない、今まで化粧品として使用できなかった色素を利用したものを登場してきています。

従来からあるものとしては、カラースプレーがあります。

これは顔料という色素を一時的に髪に付着させるだけのものですから、一度洗えばとれてしまいます。

ちなみに、顔料とは水や溶媒に溶ける色素を染料といっています。

前者は洗えば落ちるのでテンポラリー(一時的)カラーというのに対し、染料はその持続性によって、セミパーマネントカラーとパーマネントカラーに分類できます。

パーマネントカラーは、ヘアダイ以外では金属性・植物性の染毛剤があります。

昔から白髪染めに利用されているいわゆる「かぶれない白髪染め」は、お茶などに含まれるタンニンなどの成分に鉄や銅の化合物を反応させて染めます。

このタイプは黒っぽい単一な色調しかないのと、パーマをかけるときにパーマ1剤が鉄分と反応して、1剤が紫色に変色しパーマがかからないという不便さがあります。

鉄分とパーマ1剤の成分が急激に反応すると、発熱して髪が焼き切れることもあります。

植物性染料としては、上記のタンニンのほか、ヘナ(ヘンナ)が有名です。

十数年前から、美容サロンではよく利用されているものですが、実は今まで、あるいは今でも、ヘナは雑貨やかつら用染毛料として販売されています。

というのは化粧品や医薬部外品として厚生労働省の認可が得られなかったからです。

なかには、ジアミン系酸化染料や粉末の酸化剤が混入されているものもあり、ヘアダイでかぶれるからヘナで染めたら余計にひどいかぶれを起こしたなどという事例もあります。

しかし、化粧品としてのヘナも最近は見られるようになり、そのようなものは全成分が表示されています。

このヘナをはじめイメージのよさから、インディゴやミツレなど植物性の染料を使用した染毛料が多く市場に出回りつつあります。

ヘアダイに比べ色のバリエーションや染着性は弱いのですが、毛髪を傷めずほんのりした染まりがかえって自然でよいという人もいます。

また、合成染料でも酸性染料とは違うタイプで、毛髪内に浸透して染まるタイプのもの(塩基性染料や非イオン性染料)も新しいセミパーマネントカラーとして、ヘアマニキュアとは違うものが出はじめています。

これらのものは毛髪のメラニンを脱色する力はありませんが、ティント(淡く色づけする)用のアイテムとしては、ジアミンより安全性が高く、ヘアトリートメントを兼ねながらカラーリングすることができます。     


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小吉 健太

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