コロナ期間、お家時間のヘアケア・お客様のよくある質問に現役美容師が本気で答える。『すすいでもリンス・トリートメントが髪に残るわけ?』
2024/06/22
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良くお客様に聞かれる質問
『リンスやトリートメントってどのくらい流しても大丈夫ですか?』
トリートメントという言葉は、『マッサージ』・リンスという言葉は、本来「すすぐ」という意味です。
ですから、シャンプーした後、髪をしっとり艶やかに指通りのよい状態に整えるリンスは正しくは「クリームリンス」というアイテムです。
もちろん商品名は○○トリートメント○○ヘアコンディショナーとか○○ヘアリンスなどいろいろな表現が使われています。
このシャンプー後に頭髪につけ、また温湯で軽くすすぐと、毛髪がしっかりとヌルヌル・スルスルしてすべりがよくなるというものを、略して『トリートメント』「リンス」と呼んでいるわけです。
トリートメント・リンスはカチオン界面活性剤という、+の電気的性質のものが、毛表皮に吸着し、そのカチオン界面的性剤に配合されている油分がくっついて、毛髪に薄い油の皮膜ができるというのが、基本的な効果です。
濡れている毛髪や皮膚は、電気的にややマイナスの性質が強く、プラスの電気的な性質のものは、電気的な引き合いで毛髪に吸着しやすいのです。
トリートメント・リンスがすすいでも、すすいでも、いつまでもヌルヌル残る感じがするのはこのためです。
カチオン界面活性剤は油と髪の仲立ちをしながら、毛髪に柔らかみを与え湿潤効果もあります。
静電気防止効果もありますので、ヘアスタイルをまとまりやすくする効果も期待できます。
これに対して、シャンプーや石鹸はアニオン界面活性剤という電気的にマイナスの性質の成分が洗剤の基剤として使われているので、よくすすげばその成分は流れ落ちていきます。
(最近のダメージ毛用シャンプーにはすすいでも毛髪に残る滑りをよくする成分が配合されていることが多く、このようなタイプのシャンプーは「リンスインシャンプー」とか「コンディショニングシャンプー」「トリートメントシャンプー」など名づけられてています)
しかし、一般的にはカチオン界面活性剤は皮膚に残ったとき、かゆみや炎症の原因になることもあり、頭皮に擦りこむような使い方はあまりおすすめできません。
髪に良い物が肌にもよいとは限らないのです。
トリートメント・リンスはなるべく頭髪中心につけたほうが無難です。
すすぐときは、やや熱めのお湯で流しながら、そのお湯で流しながら、そのお湯を洗面器やシャンプーボールに溜め、トリートメント・リンスが溶け込んだ湯の中に髪をほぐすような感じですすぐと、まんべんなくトリートメント・リンスが毛髪につき、効果が高いようです(このようなすすぎかたをチェンジリンス・チェンジトリートメントといいます)。
また、前述したように、シャンプーは通常マイナスの電気的性質の成分が中心ですので、トリートメント・リンスとシャンプーが髪の上で混ざると、カチオン界面活性剤とアニオン界面活性剤がプラスとマイナスでくっついてしまいます。
これがかすのようになり髪に残ることがありますので、シャンプー剤はよく流してから、トリートメントリンスすることも大切です。
さらに超音波を加えることで髪の毛のコンディションはより美しくなります。
キューティクルを完全にくっつけたら髪の毛は艶と透明感が高まります。
ピカピカな髪の毛の透明感を楽しんでください。
ヘアサロンならこのような最高のヘアケアできます。
お家時間でも髪の毛は綺麗に上記の洗い方を意識すれば綺麗になるので
意識して洗ってみましょう。
プロの美容師の髪の毛のためになるコラムです
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