縮毛矯正はカットが大切って知っていますか?
2024/06/22
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2024/06/22
縮毛矯正は意外とカットが、1番大切だったりするって知っていますか?ストレートロングでも柔らかい丸みをカットで作る
どうしてクセ毛になるの?
クセ毛とひとくちにいっても、その種類や原因はさまざまです。もちろん縮毛矯正をするうえではそういった知識は学ばれているとは思いますが、クセ毛についてもう一度おさらいして、プロとしてのアプローチに磨きをかけましょう!
クセ毛の原因
もともと日本人の毛髪は太くて硬い黒髪、いわゆる直毛でした。しかし現在4人にひとりはクセ毛ではないかと言われています。原因はさまざまですが、高度成長が進むにつれ、国外交流の活発化などにより、『食生活の変化(欧米化)が、日本人の体質や髪質を変化させた』また『クセ毛になる遺伝を受け継いだ』ことなどが考えられます。
遺伝のような先天的な原因には次のようなものが挙げられます。
直毛の毛根は立っていますが、クセ毛の強い毛根は寝ています。そのため生えてくる段階で、捻れてしまいます。
クセ毛が強い人はどこに旋毛があるかわからないくらいです。毛の生えている方向さえもわかりづらいので、よく見極めることが必要です。
また直毛だと思っていても、元々ある『クセ毛の遺伝』が何かのきっかけで発生することがあります
◎食生活の欧米化
むかしの日本人はカラーのレベルでいえば、3~4レベルの黒(カラスのような青みがかかった真っ黒)だったものが、現代では少し茶色がかって5~5.5レベルくらいに色素が薄くなり毛が柔らかくなってきています。それは、食生活(動物性脂肪分、食品添加物、防腐剤などの過剰摂取)が影響しているのではないかといわれています。
毛髪が柔らかくなるということは、それだけクセが出やすくなるということです。
少なからず食品によって体質が変わり、クセ毛になった人はいるのではないかと考えられています。
◎加齢による毛髪の乾燥
年齢を重ねるにつれ、髪がうねり始める方もいますが、それは若いころに比べて油分が少なくなり、頭皮・毛髪の乾燥が引き起こしている場合があります。
逆にクセ毛が直毛になることも起こりえます
◎ホルモンバランスの変化
成長期(思春期)を迎えるとホルモンバランスが変化し、より男性的に、女性的になっていきますが、ホルモンのバランスが変わることにより、ある一定の時期を迎えると先天的な要素(遺伝)を持っていれば、クセ毛が発生することがあります。
年齢を重ねホルモンバランスが崩れたり、妊娠・出産などでクセ毛なった、逆に直毛になったということもあります。
このようにホルモンと毛髪は密接な関係にある、ということが分かってきています。
しかし、遺伝だけではなくライフスタイルなどによって後天的にクセ毛を引き起こす場合もあります。
◎結髪性
髪を結んでいると、当然髪は後ろに引っ張られます。結んだり解いたりを繰り返すことにより、毛髪が上下動を繰り返し、そこだけが波打つようにうねります。
また結び目のところは、かなりの圧力がかかっていますので、一番強くうねります。基本的に直毛であっても、常に髪を結んでいることが続く限りはクセは直らないということです。
耳に引っ掛けることも同様で長く続けていればうねりがでてしまいます。
◎ストレス
過度のストレスは毛細血管を萎縮させてしまうことがあります。すると栄養が末端まで行き届かなく、毛髪が細く弱まり、クセ毛のようにうねりがでてしまいます。
細い毛髪にはメデュラが含まれていない場合があります。メデュラがない毛髪は寝てしまい、うねりやすくなってしまいます。毛髪が弱まれば、それだけクセの度合いは強くなります。
生まれたときからのクセ毛が一生続く、生まれたときは直毛で思春期頃からクセ毛になったり、逆に直毛になった。また髪が柔らかくなって薄くなるにつれて髪にコシがなくなりクセ毛になってしまうなど、発生の仕方はいろいろです。
クセ毛の種類
クセ毛には縮毛・波状毛・捻転毛・連珠毛の4種類があり、日本人の特徴としては、波状毛と捻転毛のMIX毛(波状しながら捻じれているクセ毛)が多く、縮毛や連珠毛は稀です。
縮毛と連珠毛はMIXしていることが多く、たいへん切れやすい構造をしています。それは、ロングにするだけでもきれてしまうほど。ですから施術する場合は充分な注意が必要です。
ストレートパーマと縮毛矯正の違い
パーマを取る、ボリュームダウン→ストレートパーマ
クセ毛を伸ばす→縮毛矯正
縮毛矯正の成功の秘訣
縮毛矯正の失敗の理由
その1 毛髪診断のミス
サロンにご来店されるお客様の毛髪は千差万別です。生まれて初めて縮毛矯正をされる例はこくまれで、ほとんどのお客様が縮毛矯正を既に経験済みの「リタッチ」の場合が多いはずです。特に最近はカラーリングをしているのは当たり前で、市販のカラーでご自宅で染めている方がほとんどです。施術前のカウンセリングと毛髪診断がしっかり出来ていないと、使用する薬剤の選定がうまく行きません。
この段階でミスが到命傷となります。
その2 薬剤選定のミス
リタッチやカラーリング毛の方のダメージレベルも千差万別です。特にセニング等による毛量調整も重複して、根元と毛先のダメージには大きな差が生じている場合がほとんどです。使用する薬剤の選定がうまく行かないと、薬剤の作用が強すぎてオーバータイムとなり、ダメージやビビリ等のトラブルの原因となってしまいます。ダメージレベルに合うような強弱の薬剤を使い分けたり、時間差での還元枝等を身につけましょう。
その3
薬剤の特定がマッチしていて、中間でのブロー処理やアイロン処理も完璧に出来たのに、仕上がってみたら全然違うクセが伸びていなかった、毛先がヒビッちゃった、というケースが多々あります。しっかりとしたチェックができていないと、思うような結果が出ません。
その4 ドライミス アイロンミス
硬化がうまくいっても、物理的操作の「ブロー処理」や「アイロン処理」がきれいに出来ていないと、思うような結果が出ません。それどころか、もとのクセよりもひどいクセが出来てしまったり、ダメージやビビリが発生してしまう場合もあります。アイロン前のドライ時に、もとのクセよりもかなり縮んで広がってしまう場合や、毛先にビビリ等がある場合は、ある程度きれいにブロードライした方が良い結果が出ます。また、アイロンの温度にも注意し、高温アイロンだけに頼った施術は、毛髪に負担がかかるので注意が必要です。
毛髪診断の流れ
■ご来店時の毛髪&ヘアスタイルの所見
毛髪の所見・ヘアスタイル全体のチェック・分け目の位置・耳掛けの有無
スタイリング剤の種類や頻度・アイロンやドライヤー使用等の有無・etc
■プレシャンプー
〇頭皮を傷つけないように毛髪全体を軽く洗う
〇毛先等が絡まる場合、軽くリンスやトリートメントを使用しても良い
※逆に何もしないでいると、かえって毛髪が絡んで施術がしづらい場合がある
■ウエット時のチェック
触診やリングチェックにてウエット時の毛髪の強度や伸度を診断
薬液選定の目安にする
■ドライ時のチェック
〇ウエット時とドライ時の毛髪の強度や伸度の差異を診断
〇水スプレーにて吸水性かをチェックし、薬液選定や塗布量の目安にする
■カウンセリング&毛髪診断
ご家庭でのヘアケアの状況・スタイリング剤の種類の確認・過去の施術歴
現在の毛髪の状況の確認・クセの強さ・ダメージ度・頭皮の状態等のチェック
〇ダメージレベル診断チェックシートによるダメージ度の判断
■インフォームドコンセント(施術前の打ち合わせ)
〇仕上がりのスタイル・くせの伸ばし具合・長さ・etc
〇頭皮の炎症や毛髪のダメージがかなりあるときは『縮毛矯正ができない場合もある』等、しっかりとしたお客様との打ち合わせを行うことをオススメします。
毛髪診断のポイント
「縮毛矯正」は単なる薬液操作の手順のみでは良好な結果は得られません。それどころか、判断ミスやテクニック上のミスによる大小のトラブルが生じる場合さえあります。トラブルを未然に防ぐため、しっかりとしたカウンセリングと毛髪診断を行い、細心の注意をはらって施術してください。
毛髪診断のポイント
先天的な毛質
太さ:薬液が作用しやすいか、又、縮毛矯正が良好な結果が得られるかどうかを判断
くせ毛の程度:連珠毛(数珠の用にボコボコしている毛=切れやすい)波状毛・縮毛等の程度を所見
頭皮の状態:脂性・乾性・キズ・できもの等のチェック
白髪の有無:白髪が何処に、どこぐらいあるか等のチェック
後天的な毛質
引っぱり強度・伸度:ウエット時の強度が100グラム以上あれば通常の施術に耐えられる毛髪です。100グラム以下の場合はやや注意が必要です。※毛髪の強度診断には、ウエット時の「リングチェック」を、強度回復には「パワーR2シャント」のご使用をお薦めします。
キューティクルの損傷程度マトリックスの流失程度:薬液が作用しやすいか、又、縮毛矯正としての良好な結果が得られるかどうかを判断。ドライヘア状態の毛髪の変形の度合、又、毛髪を水スプレー等でウエットの状態にし、触って診てトロ毛かどうか、強度などをチェックする。
パーマ施術歴:通常のパーマ・ストレートパーマ歴等を現在の毛先のまでの毛髪の長さから逆算して、口答での問診を行う。
ヘアカラー施術歴:ブリーチ・アルカリヘアダイ歴等を現在の毛先までの毛髪の長さから逆算して、口答での問診を行う。
プロの美容師の髪の毛のためになるコラムです
☆お気軽に読んでくださいね☆
サロンご来店時に、コメントやご意見などフィードバックしてもらえたら嬉しいです。
お客様は、
とにかくご来店して体験してくださったら嬉しいです。
他のサロンではできない技術で貢献いたしますので、
是非是非ご体験してみてください。
店舗様・オーナー様は、
ぜひ一緒に技術を覚えていただきたいです。
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